サヨナライツカ

2012年2月6日月曜日

小さい頃から本を読むのが苦手だった。

5行読むだけで、まるで睡眠薬を飲んだ様にぐっすり眠てしまって、読むのをあきらめてしまっていたな〜。
なんだか読んでみなよって言ってるような気がして、家にあった姉の本を手にしてみた。
映画にもなってたなんて知らなかったけど、、サヨナライツカ(著 辻仁成)という本で
内容は、1975年にさかのぼる。主人公はタイに海外勤務になった好青年の男性。日本に、婚約者がいながらもタイで知り合った自由奔放で破天荒な女性へ心が魅かれていく。結婚式までの間、
男は二人の女性の間に揺れ動き苦しみ、そしてまた女たちも悩み苦しみ、それぞれの愛を探り合い、迷いながらも、時は流れて行く、、、、とっても短くて長くて切ないラブストリー。


その中の文が心にジ〜ンと身にしました〜

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない。
孤独はもっとも裏切る事のない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけなもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ

サヨナライツカ

永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる

私はきっと愛したことを思い出す

という文章。。。


あたしも、死ぬとき愛したことを思い出すと思う。


この本の物語のように、離れたくなくても離れなくちゃいけないこともある。相手を想うと自ら身を引かなくてはならないこともある。想うヒトをずっと支えることができる人もいる。
は〜何だか切ないな〜。
切なすぎて苦しい〜
わたしは、主人公の男性は、女性目線からずるいな〜とも思ってしまったけど、二人の女性の生き方に、、どちらも強く、切なく、たくましさを感じた!!!

映画も、観てみよ〜ッと!!


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